食いしばりが睡眠の質を低下させる3つの理由

睡眠は、私たちの健康に不可欠な役割を果たしますが、睡眠時の歯の食いしばりがその質を低下させることがあることをご存知ですか？本記事では、歯の食いしばりが睡眠の質に及ぼす影響とその理由について深堀りしてみましょう。

起床時に毎回、あごが痛かったり、肩や首が凝っているという方は、もしかすると「食いしばり」があるかもしれません。睡眠中の食いしばりや歯ぎしりは、無意識の中で行われて抑制が効かないため、50～100kgを超える強い力がかかると言われています。
マウスピースで予防した方でも、マウスピースが割れてしまったなんて経験がある方なら「食いしばり」の力強さがどれくらい強力なものかイメージできると思います。

食いしばりの兆候がないかチェックしてみましょう！

☑食いしばりで目が覚めることがある
☑歯がすり減っていたり、欠けたりしたことがある
☑詰め物がよく取れる
☑知覚過敏になりやすい
☑頬の内側に歯のあとがついている

これらが当てはまる方は、食いしばり兆候が見られます。また、最近ではスマホで睡眠時の寝言などを録音できるアプリがあるので、それを使うことで、食いしばりや歯軋りの音が録音できる可能性があります。上記がしっくりこない方は、自分の睡眠時の姿や寝言を録音してみると、歯の食いしばりがあるか判断できるでしょう。

歯の食いしばりでどんな悪影響があるの？

1.筋肉の過剰な緊張

歯の食いしばりは、筋肉の過剰な緊張を引き起こします。特に顎の周りの筋肉が常に緊張している状態は、正常な睡眠サイクルを妨げ、生活の質を著しく低下させる可能性があります。筋肉が継続して緊張状態にあると、体はリラックスするために必要な回復状態に正しく入ることができません。
睡眠中に筋肉がリラックスしないことで、深い睡眠状態、いわゆるノンレム睡眠に入りにくくなり、これは体と心の疲労を回復させるのに不可欠です。ノンレム睡眠は睡眠の質を高め、記憶の定着や学習にも影響を与えるため、日々の食いしばりによる筋肉の緊張によってこれらの回復プロセスが乱れると、日中のパフォーマンスや集中力にも悪影響を及ぼすことになります。
また、顎の筋肉の過剰な緊張は頭痛を引き起こすことがあり、これがストレスや不安を悪化させることも考えられます。そのため、歯の食いしばりが疑われる場合には、早急に適切な対策を講じることが肝心です。

2.頭痛、歯や顎の痛み

歯の食いしばりが続くと、顎周りの筋肉の疲労だけではなく、歯や顎の痛みが生じることがあります。この痛みは、眠りを妨げるだけでなく、睡眠中にも悪化する可能性があります。
また、顎や歯の骨だけではなく、顎の周りの筋肉を酷使することは、頭の側頭部の筋肉の緊張や、咬筋の緊張につながり緊張型頭痛を誘発させる要因にもなります。
痛みによって睡眠が中断されると、十分な休息を得られず、疲労感や不快感が増加することがあります。睡眠が、痛みによって中断されて、深い睡眠を得られないことは、寝ても寝足りない感を増幅させてしまい、日中眠さが続き、仕事などに集中できない場合があります。

3.正しい呼吸の制限

歯の食いしばりによって顎が固く閉じられると、呼吸が制約される可能性があります。これは特に睡眠時無呼吸症候群（SAS）のリスクを増加させます。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まる状態であり、重症化すると健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
正しい呼吸のリズムは、自律神経を安定させリラックスさせるのに欠かせないものです。そのため、睡眠時の呼吸の乱れが見られる場合には、気道だけでなく、顎周りの筋肉の硬さを取り除く必要があります。

食いしばりによる、頭痛や顎周りの筋肉の緊張を緩和するには『極眠ヘッドスパ』がおすすめ。

ひつじのあくびの、極眠ドライヘッドスパでは睡眠の質を向上するために、歯の食いしばりによって起こる筋肉の緊張をほぐし緩和させます。また、当サロンでの、ドライヘッドスパの施術中には気持ちよく寝落ちされる方が多数います。寝落ちした時に、普段の食いしばりや無意識に行われている癖を、セラピストが客観的に診て、食いしばりがあるかないか診てもらえます。頭の筋肉の緊張、歯の食いしばりによって、引き起こされる頭痛や頭の締め付け感をドライヘッドスパで緩和させ、日々の睡眠サイクルを正し、睡眠の質を向上させましょう。

まとめ

歯の食いしばりが睡眠の質を低下させる理由は、筋肉の過剰な緊張、歯や顎の痛み、そして呼吸の制限によるものです。これらの影響は個々の健康に影響を及ぼすだけでなく、日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、歯の食いしばりに悩む人々は、この問題を真剣に考え、適切なひつじのあくびの極眠ドライヘッドスパを検討することも重要です。